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映画「山中常盤」見ました! [日記 美術館 犬 ニューヨーク 観劇]

まず最初にemakiさんに感謝!「清治さんにサインもらった」のブログにコメントをくださったemakiさん。「見逃した」と言ったワタシに、再上映を教えてくださいました。

昨日の初日、早速下北沢の「トリウッド」に。期待にたがわず、面白かったし、大変貴重な映像だとわかりました。

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(かざり展でも紹介した)岩佐又兵衛です。これは絵巻「山中常盤」 MOA美術館所蔵ですが、羽田澄子監督が撮影し、鶴澤清治さんが浄瑠璃を作曲した映画。2004年に封切り、話題になりました。監督が思い立ってから完成まで37年かかっている映画だそうです。

思いがけず、初日の羽田監督の挨拶を聞くことができて、またまた(懲りずに)サインまでいただいてしまいました。あとは辻先生のサインを・・・・など思ってしまうワタシ。(もろ関西のオバハンですな) 羽田監督はとっても感じのいい方です。いうまでもなく、映画史に残る作品をたくさん撮っておられます。どんな世界でも、本当の実力をもっている人は自然体ですね。

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絵巻は12巻もあります。すべて撮影されています。見ごたえ充分のフルカラー(表現古いなあ)特に真っ赤な血が、がばっと出てると場面などかなり迫力。20年前なのでハイビジョンでないのが惜しまれます。何回も撮影できるものではないし。。。

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羽田監督のお話では、絵巻を撮影したいと思ったのは、洛中洛外屏風や風俗画の撮影を国立博物館から頼まれたのがきっかけ。40年近く前のこと。アップでとらえた画中の人々の表情やしぐさの面白さに魅せられたそうです。

そして、辻先生の「奇想の系譜」に出会い又兵衛のこの絵巻を知り、「これだ!」と思ったそう。当時から、「山中常盤」を評価していた安岡章太郎氏との縁もあって、両氏の後押しでMOAから撮影許可を取ったそうです。それが1984年のこと。

撮影に入ったのは1992年。20年前ですね。詞書だけが残っていた浄瑠璃に、曲付けを依頼したのが清治さんだった。面識がなかったのにも関わらず、清治さんは「いいですよ」とあっさり引き受けてくださって、うれしかったと監督。

映像を先に撮っていたので、絵巻の流れと曲のテンポを合わせるのに大変苦労なさったそうですが、画面を見ていると全く自然ですね。呂勢大夫さんの語りと清治さんの三味線が絵物語の中へ気持ちを引き込んでいってくれます。清治さんの作曲家としての才能もすごい!

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<わが子牛若が奥州にいると聞き、侍従と二人、徒歩で旅立つ常盤御前>

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<美濃に入ったばかり、山中の宿で野盗に身ぐるみはがされた常盤と侍従>

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<結局野盗に殺され宿の夫婦に抱えられ死んでゆく常盤>

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<盗賊6人を成敗して荒菰につめ、川に流す牛若>

どの場面でも又兵衛(工房)の表現力に魅せられますが、アップされた細部の表現が更に面白かったですね。監督が多分「ここ!」と思った常盤の臨終の場面など。伏せ目の描き方が、現代女性のお化粧の仕方と似てるんです。

監督は、又兵衛が、信長に母を殺された自分の心情を、牛若に重ねていたのではという視点で映画を創っています。血なまぐさい殺しの場面も多いですが、戦国の日常であったのでしょう。宿の人々が手伝って、あらごもに野盗の死骸をつめる場面など、リアルだし、何だかおかしくもあります。

MOAに行っても絵巻のすべてを見ることは出来ません。この映像はその意味でも貴重です。とにかく、又兵衛の好きな方、浄瑠璃の好きな方に、ぜひお勧めしたい映画です。詳しくは下北沢・トリウッド 絵巻ページを見てくださいね。 


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コメント 2

emaki

初日に来てくださったのですね。
羽田がサインしているのは見ていましたからあの中のお一人がきらきら星さんでしたか。
傍でお話していれば判ったかも知れませんね。

映画もご期待に沿えたようで嬉しいです!
どうもありがとうございました。
by emaki (2008-06-08 21:35) 

きらきら星

こちらこそありがとうございました。サインの件はちょっと恥ずかしいですね。監督に感激をお伝えしたかったのです。これからも足を運ばせていただlきます。ご健闘を!
by きらきら星 (2008-06-08 21:50) 

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